卒業生の声 ~三菱自動車エンジニアリング株式会社 佐藤さん~

卒業生の声

三菱自動車の開発領域を担う「三菱自動車エンジニアリング株式会社」のエンジニアとして活躍している 本学大学院 電子コース出身の佐藤さんにインタビューしました!(2022年3月 大学院修士課程 電子コース修了、大寺研出身)

三菱自動車エンジニアリングはどのような会社ですか?

三菱自動車の自動車を製作するうえでの「開発」に特化した会社です。三菱自動車工業が100%出資している会社で、設計や市場調査、試験などをしています。自動車の製造ではなく、車作りを技術力で支える会社になります。

具体的にはどのような仕事をしていますか?

愛知県岡崎市にある事業所に勤務しています。電気系の部品や電子制御を扱っている部署に所属し、自動車のワイパーやウインカーを出すときに使うスイッチや、ハンドルに付いているステアリングスイッチの部品の開発・設計をしています。部品の図面の作成や、中身の回路図の検討などをしています。部品を作るのは、あくまで部品会社なのですが、「どういう部品を作るのか」を考えるのが仕事です。

なぜ三菱自動車エンジニアリングに入ることにしたのですか?

“ものづくり”ができる仕事に就きたいと思っていて、その中でもやりがいを感じることのできる仕事をしたいと思い、この会社を選びました。会社説明会で、先輩社員が「車づくりは一番やりがいがある」と言われていたのが印象的だったのと、職場の雰囲気も和気あいあいとしていて楽しそうだったのも決め手です。

仕事をしていてどのような時にやりがいを感じますか?

自分が設計した部品が使われている車が街中を走っているのを見ると、やりがいを感じられると思います。入社してまだ3年目なので、自分が設計に関わった部品が市販車に搭載されている訳ではないのですが、今後増えていくと思います。

県大に入って良かったなと思うことはありますか?

研究室の設備が充実していることや、研究室も少人数で、先生から手厚いサポートを受けられたことが良かったと思います。先生との距離が近いのも良かったです。

県大で学んだことで、今の仕事にも役立っていることはありますか?

電気系の部品を担当しているので、学科で学んだ電気回路の知識は、直接仕事に役立っています。また、研究室ではプログラミングを多用した研究をしていましたが、その時の知識も使うことが多くあります。あと、私は大学院まで行ったので、学会発表を何度か経験し、プレゼンテーション力を高めることができました。会社では上司に説明をする機会が多くあるので、そのようなときに学会発表の経験が活かされているなと感じます。

女性エンジニアの立場から、女子の学生に向けてメッセージはありますか?

三菱自動車エンジニアリングは、女性も働きやすい職場で、女性のエンジニアも意外と多くいます。高校の時点で理系を選ぶ女子は少ないとは思うのですが、文系より理系のほうが希望する業種に就職しやすく、自分のしたいことをしやすいと思います。“ものづくり”は今後も無くなることはなく、就職の際の選択肢も多くあります。“ものづくり”は楽しいということを知ってほしいですね。

最後に後輩にメッセージをお願いします!

就活はいろいろな業界をたくさん見たほうが良いと思います。インターンや説明会にたくさん行って、自分が本当にしたいことを見つけてほしいです。希望する職種に就ければ、会社も楽しいと思えると思います。頑張ってください!

インタビューへのご協力、ありがとうございました!今後も活躍を期待しています!

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