教育理念

電気電子工学科では、電気電子工学の基礎学力を基盤として、応用力と実践力を備え、持続可能で豊かな社会の構築に貢献できる、創造的で広い視野と豊かな教養を身につけた人材を育成します。

そのために、体系的なカリキュラムに基づき、電気電子工学分野の基礎を習得したうえで専門性を深めていきます。

さらに、少人数のゼミや卒業研究に主体的に取り組むことによって課題発見と解決の能力を向上を目指します。

年間の学び

  1. 年次

    1年次

    数学、物理やコンピュータの基礎知識を身に付けるとともに、電気電子工学が社会で果たす役割を学びます。英語などの語学や、将来の進路について考えるキャリア形成論にも取り組み、将来活躍できるフィールドを広げていきます。

  2. 年次

    2年次

    専門科目や学生実験が始まります。専門科目では電磁気学や、電子回路、半導体工学、制御工学、光波工学などを学び、学生実験では自分で装置、回路やプログラムを作ります。充実した設備のもとで実験・実習を行います。

  3. 年次

    3年次

    履修科目の選択肢が広がり、応用的な専門科目や学生実験などを通じて、より高度な知識を学びます。後期からは研究室に配属されて、「卒業研究1」が始まります。ここで卒業論文に向けた高度な知識を身につけていきます。

  4. 年次

    4年次

    集大成の1年です。「卒業研究2」に取り組み、これまでに学んできた知識・技術を体系化します。最後に研究成果を卒業論文としてまとめて発表し、就職・進学など、それぞれのステージに羽ばたきます。

カリキュラム

2024年度から新カリキュラムがスタート
新しい時代を切り拓く電気・電子エンジニアを育成

カリキュラム

ピックアップ講義1

講義の目的

“電気回路”と“電子回路”の違いは、回路に使用される素子が違います。電気回路は受動素子 (抵抗、キャパシタ、インダクタ)のみで構成されていますが、電子回路は受動素子に加えて、能動素子 (ダイオード、トランジスタなどの半導体デバイス)によって構成されています。「電子回路1」の講義では、トランジスタをはじめとする能動素子について理解するとともに、受動素子と能動素子を組み合わせた電子回路の動作原理を学習します。対象となる電子回路について、等価回路と数式を用いて解析し、様々な特性を導き出せるようになります。

ピックアップ講義2

講義の目的

半導体は、スマートフォンやパソコン、自動車の制御システム、医療機器、通信機器、エネルギー管理システムなど、私たちの日常生活や産業のさまざまな分野で幅広く利用されています。「半導体基礎」の講義では、半導体物理の基礎、pn接合ダイオード、発光デバイス(LED、レーザなど)、受光デバイス(太陽電池など)の基本動作原理について学習し、半導体デバイスを設計するために必要となる基礎知識を習得することを目指します。

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