IoTによる製造業や農林水産業のスマート化が進現在、現場で作業者の判断を支援するシステムを構築するためには、ヒトの眼を超えるスマートな機械の「眼」が必要です。具体的にはワイドバンド性(紫外から可視、赤外までを捉えることができる)と、高波長分解性(わずかな色の違いを識別できる)、コンパクト性がポイントとなります。
本分野ではこのような機能を有する眼として、マルチスペクトル・イメージセンサを、微細加工技術を駆使して創出する研究と、機械学習を利用した信号処理技術の研究を進めています。また、近赤外光を利用して、植物の内部に含まれる成分の量・性質やそれらの時間変化を非破壊で計測する技術や、現場での応用計測に向けた装置の開発にも取り組んでいます。